今回はSEO対策の第七弾としてリンクの解説です。SEO対策のリンクとしては外部リンクが有名で、一時SEO対策会社の殆どが外部リンクのことばかりを語っていた時期があったほどです。ここでは外部リンクはもちろん、実はSEO対策において非常に重要になる内部リンクのことも解説していきます。

SEO対策の基礎 リンクとは

 前述のようにホームページのリンクには内部リンクと外部リンクがあり、それぞれのリンクの定義は、

  • 内部リンク:同じホームページ内で貼られたリンクのこと。
  • 外部リンク:異なるホームページ間で貼られたリンクのこと。

となります。リンクという機能自体については皆様ご存知のことと思いますが、SEOにおけるリンクは通常のリンクの機能とは異なる意味を持つので、まずはそのSEOにおけるリンクの意味を解説します。

 SEO対策におけるリンクは人気や投票を表すと思って下さい。全く予備知識のない状態でホームページを作成するために参考書を本屋に買いに行ったことを想像してみて下さい。本屋にはホームページ作成の参考書がたくさん並んでいると思います。ではあなたはどの本を買いますか??まずは重版を重ねている多くの人が購入している本を候補とするのではないでしょうか。もしくはホームページ作成の分野で有名な人がおすすめする本、少なくとも自分の知っている有名人がおすすめする本を選ぶのではないでしょうか。
 これはホームページの世界でも同じことなのです。つまり多くの人がリンクを張っているということは、多くの人が読んだ、多くの人が引用しているということを表しますから、多くの人の支持を受けているということと同義になります。つまり人気のホームページと判断することができるということです。また、リンクの数が少なくても、Yahoo!などの大規模なホームページからのリンクが張られているということは、専門家や有名人がおすすめしているということと同義になります。つまり、SEO対策の世界では、リンクの数が多いことや、有名なホームページからリンクを張ってもらっているということは、そのホームページが人気があるということや信用があるということを表し表示順位を上げることにつながるのです。

SEO対策の基礎 効果的なリンクの張り方

 SEO対策におけるリンクの意義についてはわかったと思いますが、ではどうやったらそのリンクを効果的に使うことができるでしょうか。

 リンクを効果的に利用するには以下のことを気を付けましょう。

  • 発リンク数<<被リンク数
  • 評価の高いWebページ[ホームページ]からのリンクを集める
  • より分野の近いWebページ[ホームページ]からのリンクを集める
  • リンクにはリンク先のキーワードを含める
  • title属性をしっかり明記

 まず発リンク数と被リンク数の話からです。先程述べたようにリンクは人気や投票の意味を持ち、結果として自身の持っている評価を分け与える効果をもたらします。つまり、発リンクを張るということは自分の評価を分け与えることになり、被リンクを張られるということはリンク元のホームページから評価を分けてもらうということになります。ですから、発リンク数<<被リンク数でないと分け与える評価の方が多く、結果対象のホームページの評価は上がるどころか下がってしまうことになります。

 次に評価の高いWebページ[ホームページ]からのリンクを集める、より分野の同じWebページ[ホームページ]からのリンクを集めるということですが、これは先程解説した有名人からのおすすめみたいなものです。できるだけ有名な人がおすすめしている、その上で有名人でもその道の専門家がおすすめしいる方が価値が上がるのは感覚的にもわかりやすいでしょう。SEO対策本なら、いくら有名人でも演劇の大御所がおすすめしているよりGoogleのCEOがおすすめしているSEO対策本の方が信用があると評価されるのと同じです。

 そしてリンクを張るときは、リンクを張る対象のテキストにリンク先のホームページ[Webページ]のキーワードを入れるようにしましょう。
 ここで面白い話をしましょう。まず、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを立ち上げ、『18歳未満』と入力して検索してみて下さい。1番上位にはどんなホームページが表示されましたか??多分Yahoo! JAPAN のTOPページが表示されているはずです。そしてYahoo! JAPANのTOPページを開けばわかると思いますが、その中には『18歳未満』というキーワードは全く含まれていません(もしかしたら、覗かれたタイミングによってはニュース部分などに1つぐらいキーワードが含まれているかもしれません)。
 この結果は外部リンクのテキストによってもたらされています。つまり、年齢確認を必要とするホームページの多くが『18歳未満』を選択した人の退出先にYahoo! JAPANを設定しているため、その結果リンク対象のテキストである『18歳未満』というキーワードでYahoo! JAPANが強化されてしまっているのです。
 このことからもわかるように、リンクテキストにそのリンク先の内容をしっかりと記述することは、検索エンジンに対して何にリンクを張っているかを伝えることになり、SEO対策では非常に重要です。ですからリンクを張るテキストには『こちら』『ココ!』などではなく、必ず『SEO対策』『ホームページ作成』などの具体的キーワードを用いるようにしましょう。

 最後にtitle属性についてですが、これはSEO対策に効果があるか否かは議論の余地のあることです。ちなみにYahoo!やGoogleなどの検索エンジン大手はリンクにtitle属性を設定していません。ですから効果は殆どないと言っても過言ではないでしょうが、SEO対策に効果があるという意見もあるので一応入れておいた方が良いと思います。

SEO対策の基礎 現在のリンクの効果

 では最後に現在のSEO対策におけるリンクの効果について簡単に触れましょう。

 最初に述べたように、かつてはリンクの効果は絶大で、『SEO対策=(外部)リンク獲得』という時期がありました。そしてそのころは殆どのSEO対策の会社がリンクの販売を行い、それを多くのホームページの制作者や会社が購入しました。しかしこのようなホームページの内容に全く関係のない対策が横行したこともあり、最近ではリンクの効果はかなり小さくなってきています
 その証拠としてYahoo!やGoogleで『link:あなたのホームページのURL』を入力して検索をしてみて下さい。これはYahoo!やGoogleが承認しているあなたのホームページへの外部リンクを検索するもので、あなたが集めた外部リンクよりかなり少ない数の外部リンクしか表示されないはずです。つまり、今検索エンジンはそこまでリンクをかつてほど評価はしていないのです。その傾向は2011年にGoogleがパンダアップデートを導入したときからより加速しています。ただ、今でも外部リンクの効果があることは間違いないと思われますし、また内部リンクをうまく設定することでホームページ内の隅から隅まで検索エンジンのクローラーが巡回してくれるようになるので、しっかりと対策をとるようにしましょう。

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