ホームページのSEO対策の基礎について複数回にわたって解説をしてきましたが、今回はそのSEO対策項目の中のホームページの表示速度について解説します。

SEO対策の基礎 表示速度とは

 読んで字のごとく、ホームページの表示速度とはホームページが表示される時の速さのことを言います。そしてこのホームページの表示速度もSEO対策の1要素とされています。
 もちろんこれまで解説してきたタイトルや見出し、本文などのテキスト要素ほどは効果のある要素ではありませんが、やはり表示速度の遅いホームページは非常にストレスフルでもあるので、ユーザビリティという面からもしっかりと対策をとるべき要素と言えるでしょう。

SEO対策の基礎 ホームページの表示速度を決める要因

 ではホームページの表示速度は何によって決まるのでしょうか。もちろんホームページの表示速度を決める要因は様々ですが、ネット環境やPCの情報処理速度などのユーザー側の要因以外の要因でコントロール可能な要因は、主に以下の4つに大別できます。

  • コンテンツ要因
  • ホームページ自体の要因
  • ホームページに追加した機能の要因
  • 利用しているサーバー環境の要因

 まずコンテンツ要因についてですが、画像やテキストなどのホームページのブラウザで表示される部分で、データ量の大きな画像を複数使ったりするとホームページの表示速度が著しく低下する原因となります。ですから画像の解像度やサイズは必要以上大きくせず、またCSS Spriteなどの方法を利用して出来るだけ画像データを軽くするように努めましょう。

 次にホームページ自体の要因についてですが、HTMLやCSSなどのホームページの要素やレイアウトを記述している部分で、ここの記述方法やデータの記述する場所などによって表示速度は変わってきます。一概には言えませんが、正しい文法で記述し、またまとめられる要素は出来るだけまとめるようにしましょう。

 また、ホームページに追加した機能についてですが、JavaScriptやFLASHなどの、ホームページのデザインやユーザビリティを向上させるために利用される要素も、記述方法や記述する場所によって表示速度が変わってくるので注意が必要です。正しい文法はもちろん、できるだけ命令が短く単純になるようコーディングを工夫しましょう。

 最後に利用しているサーバー要因についてですが、利用しているのがレンタルサーバーの場合は対策をとるのが困難であることが多くなります。また対象のホームページが利用しているシステムによっても原因が変わってくるので、このサーバー要因に関して詳しく知りたい方は専門の本やホームページを調べてみてください。

SEO対策の基礎 表示速度を早くする

 前述の要因のところでも簡単に述べましたが、表示速度を早くするためには、それぞれの要因に対して適切に対応する必要があります。

 例えば画像に関しては種類にあったファイル形式を選択し、かつ必要以上に解像度を上げたりサイズを大きくしたりしないように努めるなどの対応が必要となります。またCSS Spriteなど様々な技術も確立されつつありますので、是非チャレンジしてみるのも良いでしょう。

 またHTMLやCSS、そしてJavaScriptなどの記述に関してはW3C[World Wide Web Consortium]など各団体が決めている標準に従った記述をするのはもちろん、出来るだけ単純かつ短く記述できるようにしましょう。また、記述する場所によっても表示速度が変わるので注意が必要です。
 例えばCSSをファイルの下の方に記述してしまうと、一度CSSなしで構築したあとでCSSを読み込み、再構築をすることになるのでホームページの表示速度が遅くなります。また逆に、あまり長く動作の重いJavaScriptをファイルの上の方に記述してしまうと、なかなかHTMLやCSSを読み込まないので、やはり表示速度は遅くなります。もちろん命令の内容によって読み込ませるタイミングは限定されてくるので、自由に場所を変えられるものではありませんが、しっかり考慮する習慣をつけるようにしましょう。

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