2038年問題

 2038年問題とは2038年1月19日午前3時14分8秒以降、一部のOSやプログラミング言語で日付や時刻を正しく扱えなくなり、コンピュータが誤作動する可能性があるという問題のこと。

 時刻の表現に経過秒数を使用している場合、2038年1月19日3時14分7秒を越えると、値が上限を超えて正しい時刻の表現が不可能となる。その際にコンピュータが誤作動を起こし、社会的に大きな混乱が起こるのではないかと考えられている。対策として、最近のOSや言語処理系では時刻の管理に64ビットの符号付き整数を利用している。これにより西暦3000億年程度まで使用可能となるため、問題を回避できる。