em

【定義】:語気の強調を指示するHTML
『em』は強調を表す要素です。

emの使用例[HTMLソースコード]

<p> ホームページ作成会社.com <em>無料集客可能なホームページ制作</em></p>

emの使用方法解説

「em要素」は、語気の強調(emphasis)を表わす要素です。
一部のブラウザでは、斜体で表示されるため、「i要素」と混同してしまう要素ですが、その意図する目的はまったく異なります。日本語の印刷文書に例えるならば、「傍点」(文章の上、ルビを配置する場所に黒丸)に相当するような要素と言えるかもしれません。

「em要素」の場所で意味が変わる?

 「em要素」と直接関係はありませんが、日本語では、読点の位置によって意味が変わってしまう場合があります。

 たとえば、「私は自転車で走って逃げる彼女を追いかけた」という一文があります。これは読点の位置で意味の変わる言葉です。「私は自転車で、走って逃げる彼女を追いかけた」のか、「私は、自転車で走って逃げる彼女を追いかけた」のか。自転車に乗る人物が変化します。

 「em要素」は、読点の代わりにはなりませんし、上記の例のような場合を強調する目的で設けられた要素ではありません。しかし、「em要素」を利用すると、同じ文章であってもマークアップする場所によって、ニュアンスが変化する可能性があります。

 「em要素」のもとの単語である「emphasis」を考えてみましょう。言語学的には、これは「音節や語を強調・強意すること」です。たとえば、プレゼンテーションを行う際に、何かを強調するとき、すこし間をおいて、ゆっくりと、あるいは語調を変えて話す場合があります。このような場合にこそ、この「em要素」を用いるべきです。実際に、読み上げブラウザにおいてこれは、「em要素」は読み方が変わります。

 たとえば、「無料集客可能なホームページ制作」というフレーズがあったとします。「em要素」で囲まれている部分が強調されることになりますが、話題の前後の文脈によって強調すべき場所が変わるかもしれません。「無料集客可能」であることを強調して訴えたい場合は、最初の例文がいいでしょう。
 「ホームページ制作」を強調したい場合は、2番目の例になります。

HTMLソースコード

<p> ホームページ作成会社.com <em>無料集客可能な</em>ホームページ制作</p>

 ホームページ作成会社.com 無料集客可能なホームページ制作

ネストで強調の度合いを変える

 「em要素」は、組み合わせることで、強い強調を表わすことができます。フレーズ全体を強調し、さらにその中でも、一部分を強調させる場合などに有効です。

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